【コント】第二ボタン

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内容

今日は高校の卒業式。仲が良い三人組は最後のホームルームを各自終え、一緒に帰るために集まったが、1人第二ボタンを後輩にあげたやつがいた。高校三年間全く持てなかった男Bがキレるコント。

登場人物

学生A・学生B・学生C

必要なもの

  • 制服×3
  • 卒業証書の筒×3
  • 「卒業式」と書かれた看板

本文

学生A「お疲れ。」

学生B「おーやっと終わったか。」

学生A「ごめん、ごめん。担任の先生が熱くなっちゃって。」

学生B「まあ最後のホームルームは普通そうだよなー」

学生A「〇〇(男A)のところは早かったの?」

学生B「先生も泣いてなかったし、みんなドライだったよ。」

学生A「そうなんだ。俺のクラスは全員泣いてたよ。」

学生B「〇〇(男A)のクラス、仲良かったもんな。」

(学生Bを見て驚いた表情)

学生B「っておい。お前第二ボタン・・・」

学生A「あーうん、ここに来る途中にバスケ部の後輩から『ください!』って言われたんだよ。

学生B「クソ!」

(怒りながら学生Bに背中を向ける)

学生A「ど、どうしたんだよ。」

学生B「俺たちはずっと親友だったじゃないか!なのになんでお前だけ第二ボタンをあげてるんだよ!」

学生A「第二ボタンだけでこんなに怒る人初めて見たよ。」

学生B「今日限りで・・・絶交しよう。」

学生A「そこまで!?

(男C登場)

学生C「お待たせー、ってあれ?どうしたの?」

学生A「〇〇(学生B)が俺が第二ボタン後輩にあげたからって怒ってるんだよ。」

学生C「お前最悪だな!」

学生A「え、〇〇も怒るの?」

学生B「本当だよな!〇〇(男C)、一緒に帰ろうぜ!」

学生C「おう、じゃあな!」

(学生Bと学生Cで帰ろうとするが、誰かに話しかけられて止まる)

学生C「え?・・・俺の第二ボタン?あ、うん。・・・はい。」

(あげる動きをする)

学生B「おい、お前もかよ!・・・え、俺のも!?うん!はい!」

(学生Bもあげる動きをする)

学生B「なんか、悪かったな!」

学生A「うわ、すぐに開き直った。」

学生B「ごめんごめん。」

学生C「おい、あの子誰かにあげてるぞ。」

(全員で同じ方向の遠くを見る)

学生A「あれは・・・彼氏にあげてるな。」

学生B「え!なんで?!」

学生A「どうやら俺らの代の女子にいくつか思い出として持ってかれたらしい。」

学生C「うわ、最悪だね。」

学生B「クソッ!取り返してくる!」

学生A「どうせもう使わないだろ、その制服。」

学生B「あいつに取られるぐらいだったら、第二ボタン着いてた方がマシだぁ!」

(学生B上手へ走っていく)

学生C「結局あいつなんだったの?」

学生A「さあ。」

END

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